広島電鉄 750形 768号「TRAIN ROUGE(トランルージュ、フランス語で「赤い電車」)」  #広島 #広島県 #広島市 #広電 #広島駅 #停留場 #路面電車 #広電路面電車 #電車

広島電鉄750形電車(ひろしまでんてつ750かたでんしゃ)は、1965年に登場した広島電鉄の路面電車である。

広島電鉄 750形 768号「TRAIN ROUGE(トランルージュ、フランス語で「赤い電車」)」  #広島 #広島県 #広島市 #広電 #広島駅 #停留場 #路面電車 #広電路面電車 #電車 20250828   @akibingo

概要
1960年代当時の広島電鉄市内線は、150形や400形をはじめとする、戦前から活躍する4輪単車が大量に使用されていた。本形式は、輸送力の小さいこれら単車を置き換え、大幅な輸送力増強を図るために導入されたものである。広島電鉄では、これら旧駅大阪市電の13m級車両3形式を導入する際、1601形(1600形と呼ばれることもある)1651形(1650形と呼ばれることもある)1801形(1800形と呼ばれることもある)をすべて750形として統合し、形式順に連番とした。なお、車齢の古い元1601形は、一足先に廃車され、しばらく留置されていた車両も解体され、現存していない。 元1651形と元1802形の外観の違いは少ないが、前ドアが折り戸だった1651形と、引き戸だった1801形の違いから、前ドア回りの処理が微妙に異なる。また、使用されている台車が元1651形はブリル、元1801形は大阪市電型になっている。現役で営業運転しているものは元1651形の762号のみである。

導入当時は広電標準色のクリームとグリーンであったが、その後旧神戸市電や旧大阪市電2601形(900形)導入の際、経費節減から塗り替えずに使用されたことが、観光客等に電車博物館と呼ばれて好評を博す結果となり、本形式も大阪市電色のクリームと茶色(ただし実際の大阪市電色は、上半が淡いピンク、下半がインディアンレッドである)に戻されている。つまり実質的に広電が“動く電車博物館”の異名を持つに至ったルーツといえる車輌である。

なお、廃車された一部車両のモーターや機器は、700形へ流用された。

2023年1月にシングルアームパンダグラフに交換された。

元1601形
1928年から1929年にかけて製造された。ウィンドウシル、ヘッダー、1段下降窓を持つ古めかしい形態が特徴である。広電には14両譲渡され、そのうちの10両が751-760となった。老朽化や、700形に機器を提供するために廃車となるなどした結果、本グループは現存しないが、花電車用に改造された1両が貨50形になって残っている。また、広電に譲渡された元1601形の残り4両は2500形2511-2514号に改装された。
元1651形
1940年に散水車を種車として、木南車輌で製造された。広電には4両が譲渡され761-764号になった。現在は762号のみが在籍している。大きな窓を持つ均整の取れた車体で、1701形や1711形などや、車体長がやや短い2001形などの原型となり、また戦時中の路面電車向け標準車体とされたことから、他地区でも同型車が製造された。650型も、車体長は異なるが形態的な共通点は多く、兄弟分に当るといえる。
形態のルーツは米国Pacific・Electricのハリウッドカーこと600クラス辺りにあると思われ(現車がロサンゼルス近郊の博物館に保存されている他、映画“ロジャー・ラビット”にレプリカが登場する)、アメリカンスタイルを日本風に消化したデザインといえる。
折り戸の引き戸化は、広島電鉄への譲渡後しばらく経ってから実施された。
元1801形
1950年に製造された。広電には8両が譲渡され765-772号になった。元1651形グループとは、扉上部に小Rがないこと、台車が大阪市電形であることが識別点である。
766号は、1982年に廃車された際、テレビドラマ『西部警察 PART-II』の日本全国縦断ロケにあたって、広電宮島駅(現・広電宮島口駅)構内で爆破シーンの撮影に使用された。路面電車の乗客と運転士を人質にとっての電車ジャックの後、テロリストが電車に仕掛けた爆弾が爆発するというストーリーであった。撮影に先駆けて755号と車番を交換している。撮影の時は766号は登録上は755号だった。
772号は、2015年7月にミャンマーの鉄道電化計画に伴い3000形電車2編成(3005・3006号)と共に同国鉄道省に譲渡された。
768号は、後述のイベント車両に改造された。
詳細部の画像
ドアの処理 762(旧1651形)
ドアの処理
762(旧1651形)

ドアの処理 768(旧1801形)
ドアの処理
768(旧1801形)

台車 上:762(旧1651形) 下:768(旧1801形)
台車
上:762(旧1651形)
下:768(旧1801形)
イベント電車「TRAIN ROUGE」

768号 TRAIN ROUGE
(2016年7月)
2016年6月に、768号をイベント電車「TRAIN ROUGE(トランルージュ、フランス語で「赤い電車」)」に改造し、路面電車まつりにおいて披露された。

外部デザイナーを一切通さず、メーカー(大阪車輌工業)と協議を重ねたうえで製作。

車内はテーブル席26席と、ビールサーバー(走行時の揺れに対応した、スワン形のドラフトタワー)、冷蔵庫、映像・音響機器を設置。

2016年7月1日からビアガーデン電車として運行開始。同年の広島東洋カープのセントラル・リーグ優勝記念列車にも使用された。

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