滋賀最古級の“狭小住宅”は国指定史跡だった|衣川廃寺・衣川城 #歴史 #文化財
滋賀県大津市、JR堅田駅から歩いて約20分。
衣川廃寺は、琵琶湖へ張り出した小丘陵の東端部に造られた古代寺院跡です。1975年に本格的な発掘調査が行われ、塔跡とみられる東方建物、金堂跡とみられる北方建物、瓦窯跡、さらに工房跡と推定される竪穴状遺構が確認されました。
これにより現在は国指定史跡として登録されています。
塔跡と金堂跡が直線的に並ばず、しかも近接しているという特殊な伽藍配置が大きな特徴です。
出土資料から、7世紀中頃に創建された近江最古級の寺院跡とされ、7世紀末頃にはすでに廃れていたと考えられています。
また、周辺には西羅古墳などの古墳も残り、この一帯が古くから重要な場所だったことがうかがえます。
さらに、同じ丘陵には中世城郭の衣川城もありました。地誌には城主として山内駿河守の名が伝わりますが、城の構造や具体的な姿はよく分かっていません。現在は住宅街の中に公園があり、そこに石碑が残るのみです。
#衣川廃寺 #衣川城
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JR湖西線・堅田駅から徒歩20分ほどで現地に行くことができます。
衣川廃寺は、琵琶湖へ張り出した小丘陵の東端部に造られた古代寺院跡です。1975年に本格的な発掘調査が行われ、その調査成果が現在も展示されています。
寺院としては異例の点が多く、白鳳時代の国際的緊張の中で、外国の使節に威容を見せるために突貫工事で造られたのではないかという説もあります。
奇妙な伽藍配置も、琵琶湖から見たときに金堂と塔が最も美しく見えるよう計算されていたとされます。当時、湖上からは、大陸の様式を模した寺院が堂々と建つ姿が見えていたのかもしれません。